2026年7月21日
大学卒業まであと半年、この街を離れる前にお店開拓しませんか
卒論のテーマが固まり、就職先も決まり、いよいよ卒業が現実味を帯びてくる頃、頭のどこかで思い浮かぶのは進路のことより先に、いつも前を通るだけで一度も入っていない、あの店のことだったりします。
美味しそうだな、今度行こうと思いながら、結局大学生活の間ずっと素通りしてきた店です。
卒業まで、まだ半年あります。半年もあれば余裕で行ける。そう思ったそばから、「結局、行きたかった店に一軒も行けなかった」という話を、卒業していった先輩たちから聞いたことを思い出しました。
半年あるつもりが、気づけば来月になっている
卒業までの半年は、たっぷりあるようで実はかなり忙しい半年です。卒論の追い込み、就職前の手続き、一人暮らしの引き払い準備。日々の雑事に押されて、気になっていた店の存在自体を思い出す機会がどんどん減っていきます。
今日じゃなくていい、来月でもいい。そう先延ばしにできる猶予があるうちは、その猶予自体が行かない理由になります。期限があると分かっていても、期限を意識するのはたいてい最後の1、2週間だけです。そのころにはもう、平日の夜は追いコンで埋まっていて、休日は引っ越しの準備で潰れています。
「いつでも行ける」が「もう二度と行けない」に変わる日
地図アプリを開いて、保存していた「行きたい店」のピンを数えてみると、思っていたより多くて驚きます。見つけた瞬間は行く気満々だったはずなのに、1軒も行けていません。
住んでいる間はこのリストを見返すことすらありませんでした。いつでも行ける場所には、わざわざ計画を立てる必要がないからです。でも荷造りをしながらこのリストを見返す日が来たとき、行けなかった店の数がそのまま後悔の数になるのは、もう目に見えています。
今のうちに、少しずつでいい
引っ越し直前にまとめて回るのは無理があります。でも今日から週に1軒ずつなら、半年でかなりの数を消化できます。差はただ一つ、期限を意識していない今のうちに始めるかどうかだけです。
私はそのために、現在地周辺のお店をランダムに提案してくれるアプリを作りました。Roamble(ロームブル)です。ボタンを押すと近くの営業中のお店が3件出てきて、気に入らなければ引き直せます。「ここへいく!」を押した店が、その日の行き先になります。訪問した記録はそのまま残るので、卒業する日に「この街でこれだけ歩いたんだな」と振り返れる形になります。
卒業が現実味を帯びてきたその日から、もうこの街との別れは秒読みです。引っ越しの荷造りの手を止めて看板を見上げる前に、今日、1軒だけ行ってみませんか。