2026年7月22日

桜も紅葉も、気づけば去年と同じ店で見ている

桜が咲き始めると、毎年同じことを思います。今年こそ、いつもの公園じゃなくて、あの辺りの新しい店で花を見ながら過ごしたい。紅葉のときも同じです。色づいた木の下で、行ったことのない店に入ってみたい。

そう思っている時点では、まだ余裕があるつもりでいます。今週はちょっと忙しいから、来週の見頃のときにでも調べよう。そう先延ばしにした瞬間、実はもう手遅れに近づいています。

カレンダーを見ると、週末はすでに別の予定で埋まっていたりします。見頃を迎える週にちょうど都合がつく日を探すだけでも一苦労で、候補の店を探す作業はその後回しにされがちです。気づけば見頃の週はあと数日、なんてことも珍しくありません。

マンネリと違って、この機会はやり直しがきかない

いつもの行動範囲に飽きたという悩みなら、来週でも来月でもリトライできます。今日はいつもの店に行ってしまっても、また今度違う店に行けばいいだけです。

花見や紅葉狩りはそうはいきません。見頃は一年のうちの数週間、しかも天候にも左右されます。候補を探し始めるのが遅れて、気づいたときには葉が散っていたり、桜が終わっていたりします。同じ後悔を、また一年後まで持ち越すことになります。

しかも季節の時期は、店選びの難易度そのものも上げてきます。人気の店は混雑し、予約が必要かどうかも普段より気にしないといけません。普段なら気軽に選べる店選びが、この時期だけ急に重い判断になるんです。

一度逃すと、次のチャンスは半年後の別の季節か、あるいは丸一年後の同じ季節まで持ち越しになります。日常の店選びなら明日やり直せることが、季節がらみになった途端、次のシーズンまで塩漬けになります。この差が、後回しにしたときの後悔の重さを変えているんだと思います。

結局、去年と同じ場所で同じ写真を撮る

調べるのが面倒になって、結局向かうのはいつもの公園、いつもの行きつけです。景色は綺麗だし、悪い一日ではありません。でも帰り道でふと、去年撮った写真とほとんど同じ構図の写真がスマホに残っていることに気づきます。

景色は毎年同じでも、その景色を見ながら過ごす店だけは、本当は毎年変えられたはずでした。一年に一度しかない機会を、去年と同じ選択でやり過ごしていることに、写真を見返すたびに気づきます。

カメラロールを遡ると、同じ場所の写真が年ごとに並んでいて、季節が違うだけで構図も、隣にある店の看板もほとんど変わりません。新しいお店を試す機会は年に数回しかないのに、その数少ない機会をこうして毎年同じ選択で埋めています。

期限があるからこそ、選ぶ手間を先に済ませておく

見頃が来てから店を探し始めるのが、そもそも間に合わない動き方なのかもしれません。だったら、行き先を選ぶ手間だけ先に済ませておけばいいんです。見頃が来た日には、あとは向かうだけの状態にしておきます。

私が作っているRoambleというアプリは、現在地周辺のお店をランダムに3件提案します。花見や紅葉のスポットに近づいたタイミングで開けば、その周辺の営業中の店が並ぶので、混雑や予約を一からリサーチする必要がありません。訪問を記録すればXPが貯まり、開拓した店の記録として残っていきます。

今年の見頃、いつもと違う店の窓から桜や紅葉を眺めてみるのはどうでしょうか。

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